娘が久しぶりに高熱を出しました。
夕方一緒に公園で遊んでいたら突然「頭痛い」と言い出し、そこからおんぶをして帰宅。そのままうずくまり、熱を計ってみると39℃。
夜にはさらに40℃まで上がってしまいました。
頭を押さえながら「痛い痛い」と泣き叫ぶのは初めてで、ちょっと普通と違うかも…と病院に走ることも考えましたが、さすりながらしばらくすると寝そうになり、また起きて痛がり、また寝る、という繰り返しを続けました。
何かあった時に自宅で見守るべきなのか、病院に走るべきなのか、というのは子育ての中でも難しい所です。
カナダでもそうですが、日本でも子どもの医療費はかからなかったので、「とりあえずかかりつけ医に行く」というのは最も安全な方法。
でもそのせいで(小児科が混みすぎて、本当に病気の時になかなか診てもらえない。)また(本来なら時間とともに子どもの自然治癒力で治っておくはずの場合でも、早々に抗生物質やら何やらを服用して治してしまう。)といった面もあります。
かと言って、もし家で様子を見て取り返しのつかないことになったとしても、親の責任でしかない。
これは、本当に親の観察力、経験によって判断するしかありません。
今回、僕は娘の泣き叫び様を見て戸惑いました。家には日本のような風邪薬もないし、熱さまシートもありません。とにかく氷水を用意しておでこや首もとを冷やす。そして奥さんがすぐに薬として生姜スープを作ってスプーンで飲ませたり、キャベツの葉をおでこに貼ったり、すぐにいろいろな準備をしてくれました。
それが効くのか僕には分かりませんが、「お薬だよ」と言って生姜スープを飲ませること、「葉っぱが熱を吸い取ってくれるよ」といってキャベツの葉をあてがうこと。
子どもにとっては、それ自体の効能よりも、それによって気持ちが安定し、深い眠りにつけることが何よりの回復となるのかもしれません。
こういう知恵が書いた本でお勧めがあります。
日本で子育てをしている時から、何か体調不良があることにこれを取り出しまず試しています。
40℃で一晩中泣き叫んだ娘も、朝には頭痛は消え37〜38℃くらいまで下がりました。
家で自分たちで何とかするべきか、病院に行くべきか。いろんな経験をして親は学んでいくのだと思います。ですが1人、2人の子育てをして全てが分かるわけもありません。先人の知恵を分けてもらいながら、できるだけ家族で乗り越えて行けるといいなと思います。