前回の記事「小学校6年間で3000冊を読む」の続きです。
6年間で3000冊を読むとすると、年に500冊、毎月40冊。我が家では下の子がそれを上回る量を読んでいるため、月に100冊近い新しい本が必要です。
いくら本があっても、子どもたちはあっという間に
「読み終わった」
「もう読むものない」
「新しい本は?」
「続き読みたい」
「この作者の他の本も」
「本ないの?」
「本…」
これほどの大量の本需要に対応するにはどうしたら良いか。
それはやはり図書館です。
もちろん、考え方によって本は借りるのではなく買いたい人もいると思います。月100冊分の図書代を確保できるのであればそれも良いのですが、我が家ではそうではないこと、そして図書館という「商業的な理由付けなく、無数の本が整然と並んでいる場所」が大切だと思っていることから、図書館をフル活用しています。
図書館スイートスポットに住む
図書館を最大限に活用するには、住む場所がとても重要です。
子どもができると、住む場所として子育てに適しているかという条件が色々と出てくると思いますが、「図書館が近い」を条件に加えても良いと思います。
ただ一般的に図書館の貸し出し数はひとり5〜10冊ほどだと思いますが、それでは全く足りません。
そこで隣町の図書館も視野に入れるのが図書館スイートスポット。多くの図書館はその隣接する街の住民も利用できます。権利として利用できるかどうかではなく、物理的に複数の図書館に近いかどうかがポイントです。
我が家の場合、家から10分以内の場所に複数の図書館があり、各図書館 × 家族の人数で合計50冊ほどを同時に借りることができます。3日に1回はいずれかの図書館に行き、常に大量の本が回転している状態となり、月に約100冊の新しい本を用意することが可能になるという訳です。
図書館スイートスポットとは
- 住む街の図書館が近い
- 隣接する市町村の図書館も近い
- どちらの図書館にも自転車で行ける
- それぞれの図書館の蔵書数が多い(建物がおしゃれでなくても良い)
- それぞれの図書館の児童書コーナーが充実している(おしゃれでなくても良い)
- インターネット予約システムがある(使いづらくても良い)
例えば
大都市の端っこギリギリの田園地帯
右に進めば大都市へ。大都市図書館の分館まで徒歩10分。
左に進めば田園が続き、その街ののどかな図書館まで自転車10分。
こんな場所が図書館スイートスポットのイメージです。
皆様の近くにこんな条件のエリアはありますか?
通常の引越しはもちろん、今は若い人では過疎地への移住が流行っていると聞きます。
もしこれから移住(単なる国内での引越し)をしようとしていて、かつ主な理由が子育て環境であるなら、「スイートスポット」を探してみてはと思います。
住む場所選びはそんなに単純なものではないので、どうしても優先順位は低いと思いますが、我が家の場合はこんな風にしているというご紹介でした。