折り紙フリスビーの作り方
簡単な折り方のユニットを組み合わせることで、変形して遊べるフリスビー。下の写真にあるように、ドーナツ型から組合せ部をスライドさせることにより風車のような形にもなる、変形幾何学おもちゃ。
- 対象:3歳くらいから
- 難易度:★★☆☆☆
- おとな時間:10分
- こども時間:20分
上手く出来ない時
折り紙で角をぴっちりと合わせたり、しっかりと折り目をつけたり、今回のように3次元に内側に折り返す部分は、5歳でもなかなか難しいかもしれない。
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不格好でもまず続ける
子どもがぐちゃぐちゃに作っていても意欲的に取り組んでいるようであれば、親がそれを強引に直したりせずそのまま続けさせてあげる。結果的に壊れた形であっても、まずはそれを完成させることが大切。「そのまま行ったらうまくいかない」ことを先に教えるのではなくて、まずは体験させてあげる。 -
続けられない場合
子どもが上手くできないことが嫌で、続けられなくなって泣き出したりても、「どうやるの?教えて?」と自分から問いかけて学ぶ意欲を見せるまで待つこと。自分でもできず、人に聞くことが出来ないならやめればいい。少しでも学ぶ意欲を見せてくれたら、丁寧に教えて、実際には子ども自身が手を動かすようにする。
発展
ケント紙で作ると重さも丈夫さもちょうどよく、よく飛び、鍋敷きとしても使うことが出来る。でも先端が尖った状態で飛ばすと危険なので、もし飛ばして遊びたいなら折り紙の方がいいと思う。フリスビーとして飛ばさなくても、色彩の組合せや幾何学を楽しむだけでも楽しい。
子どもは最初は好きな色をランダムに選ぶと思う。8つのユニットで円を描くので、いくつか作るうちに「2色を4枚づつ」「4色を2枚づつ」という選び方をすることによって規則的なパターンが出来ることに自分から気づけるように誘導してあげると面白いと思う。
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無から創り、無に戻す
僕が父親として子どもと遊ぶ時に一番気をつけているのは、「遊びを創る」ことだ。
遊び方が決まっている既成の玩具や道具を買って説明書通りに遊ぶのではなく、「無の状態から何かを創り、それを使って遊びを創る」こと。
そしてもう1つが「無から創り、無に戻す」ということ。
「物事にはすべて終わりがあること」を経験することは「自ら何かを産み出すこと」と密接に繋がっていると考えている。なので壊せない物は出来るだけ持ちたくなくて、紙やダンボール、そして落ち葉や木の実のようなもので玩具を作ることが大切だと思っている。(これはまた別の記事でまとめるつもり)
これまでも娘と沢山の物を創っては壊したが、写真を撮ってあるものや、これから作るものを「遊びを創る」カテゴリーとしてアーカイブしていこうかな。