If every high school student gets off of social media for the month of October, morale, confidence, communication, kindness, and love will be boosted.
「OFFLINE OCTOBER」というウェブサイトをご存知でしょうか。
アメリカの小さなムーブメントで、中高生たちが10月の1ヶ月間だけ、ソーシャルメディアを絶って生活してみませんか?という動きです。
彼らの統計では、
- ティーンネイジャーはスマートフォンを1日に157回をチェックし
- 1日に4時間それを触って過ごし
- 208通のスナップチャットをやりとりし
- InstagramとTwitterで34分を費やしている
そうです。
「OFFLINE OCTOBER」は、彼らの生活のなかでソーシャルメディアがいかに大きな存在となっているかを知る機会になります。ソーシャルメディアを断つことで、自分自身のself-fulfillment(自己実現、自己達成)、focus on healthy(健康的であること)、meaningful relationships(有意義な人間関係)、そして精神的に健康でありつづけるための内面的なスキルといったセンスを磨く手がかりになります。
逆に言えば、生活の大部分を侵食するスマートフォンやSNSが、子どもたちの自己達成感、健康、人間関係、メンタルヘルスを害しているということです。
1ヶ月間、ソーシャルメディアを断つ。もしあなたがスマートフォンを持っていても、1ヶ月間は電話として以外、ほぼそれを使わないということを意味すると思います。できると思いますか?
子どもたちにとっては、できるかどうかというよりは実際にやってみて「自分がどうなのかを知る」というところが一番の大きな意義になるのだと思います。スマホを取り上げるわけでもない、これからずっと禁止される訳でもない。ただ「1ヶ月間だけみんなでやめてみる」ことで、価値のある発見があるのだと思います。
学校やクラス単位でこの活動に参加して「みんなでやってみる」ことができるのっていいですね。1人ではなかなか難しいと思います。親や先生が「SNSをやりすぎないように」って言ったって誰も聞きませんよね。
この記事を書いている時点(2017年10月3日)でアメリカの26の州、6つの国、200の学校、1320名が誓約宣言しています。
まだほんの小さなムーブメントですが、「OFFLINE OCTOBER」のように肯定的な目的をまず共有して、みんなで一緒に行動することは、これから必要とされるメディアリテラシー教育の1つだと思います。