自分が子育てにおいて何を考えていようと、それを第三者に発言することにはあまり積極的ではありませんでした。
なぜなら、子育ては家庭のこと、プライベートなこと、経済事情や環境に依存するようなことであるからです。「よそはよそ」であり、親同士が相互に干渉すべきことではありません。
そのような事の為にわざわざ時間を使い、少なからずプライベートを晒すリスクを背負い、不特定多数の誰かに向けてブログを書くなどということに意義を感じられませんでした。
家庭内から社会へ繋がっていく
しかし、子育ても保育園や幼稚園に入ると同時に、家庭内から社会と繋がって行きます。自分の娘が保育園に入園することで初めて「同じくらいの子を育てている、同世代の見知らぬ人たち」と交流していくことになります。保育園の環境、そこにいる親たちの考え方、いろいろな所に自分たちの考え方との大きな差を感じるようになりました。
更にSNSを自在に操る世代の人たちが子育てをするようになった今、他人の人々の子育てを垣間見る機会も増えるにつれ、より身近にある常識に対する違和感は大きくなってきました。
私達は保育園を転園したり住む場所を変えてみたり、自分たちを変化させることで対応してきました。しかし、身近な所で目にする子育てへの考え方に対する「それでいいのだろうか、こういう考え方はできないだろうか」は尽きることはありません。
考え方を共有すること
そういう中で、もちろん他人の子育てに口を出そうとは思いませんが、少なくとも独り言として自分の考えを書き綴る事は、どこかの誰かの役に立つかもしれないという思いは次第に強まってきました。
自分たちの考えることが、「ちょっと変わった親の考え方」になるのか、「多くの人に 共感されること」になるのかは分からないけれど、とにかく発信してみよう。 それが、このブログを開始した動機です。
とはいえ、あまり気張ってもすぐにネタは尽きてしまうと思うので、日々の記録や考えを書き綴ることで更に自分の考えを深め、新しい考えとの出会いや気付きを見つけていけたらと思います。