少し間が空いてしまいました。夏休みに入ってはや1ヶ月半、毎日のように何かしらアウトドア活動をしていてパソコンに向かう時間が少ないためブログの余力が作れていません。ここまでの夏休みを少し振り返ってみます。
家族で過ごす
最初の1週間は家でゆっくり過ごし、それからはバンクーバー島のパークスビルという街のビーチで家族でキャンプ、友人宅のバックヤードでキャンプ、そして湖に行って泳いだり、カヌーをしたり。あと僕が趣味でトライアスロンをしているので地元の大会に出たりもしました。
子どものサマーキャンプ
それから7月の終わりからは、娘は各地で開催されれているサマーキャンプに参加しています。
サマーキャンプとは、いわゆるテントを持ってどこかで夜を過ごすキャンプという意味ではなく、1週間単位でいろいろな活動をするプログラムです。
例えば農業に関する組織が主催するサマーキャンプ、海洋学に関するサマーキャンプ、プールのサマーキャンプ、体操教室のサマーキャンプなど。月から金、朝から夕方まで。プログラムにもよりますが$150〜$200くらいの費用で申し込むことが出来ます。
集まった子どもたちで活動するので、子どもたちにとっては家にいるよりはずっと楽しいし、親にとっても夏休み中バケーションに連れていける訳ではないので助かります。
年齢は大抵5歳〜12歳くらいという縦割り的に年齢を越えて共同活動することになり、大きな子は小さな子をリードし、小さなこは大きな子を見て学ぶというとても重要な経験の場になります。
娘も有り余るエネルギーを家庭内で燃やすのは難しいのでいくつかのサマーキャンプに参加しています。
シュタイナー学校主催のサマーキャンプ
7月末に参加したのは、普段通っているシュタイナー学校主催のサマーキャンプ。特にテーマはなく手芸やアート、フィールドワークなどをして1週間を過ごしました。
費用は相場よりかなり高く1週間で$300近いのですが、先生もちゃんとしたWaldorfの経験豊かな先生、参加する家庭も価値観が共通した人たちで、安心して預けることができるとてもよいプログラムです。
金曜の最後はお迎えにきた親たちも集まって子ども一人ひとりが出し物をしました。歌を唄う子、創作ダンスをする子、集めた綺麗な石をシェアする子、ジムナスティックをする子。うちの娘は参加した中でも一番小さく、巨大なマットに駆け上がるという運動を見せるグループに入っていましたが、「恥ずかしがってやらないんじゃないかな?」とドキドキしていました。
でも、大きなお姉ちゃんに順番を告げられると、何の躊躇もなく猛ダッシュ。そしてほとんど先生の手を借りずにぴょんぴょんと駆け上ってしまいました。みんなも、最年少の子の動きに大きな拍手。親としてはとても嬉しい瞬間でした。
学校でどんな親もあまりカメラとかを持っていませんが、この時は自分の子だけ撮っている人もいたので僕も携帯電話で撮ってみました。感動のあまりブレましたが(笑)
農業体験サマーキャンプ
その次の週は農業体験のサマーキャンプに参加しました。普通に街中で募集されている、募集対象に制限がない、費用が安い=それだけ多用な家庭が利用するということで、どんな内容でどんな大人がついて、どんな子どもがいるのか、というのは少々気になる所です。
しかし、僕は娘にはどんな場でもどんな友達とも適応して欲しいという思いがあり、あえてそういうプログラムにも参加させてみたいと思っていました。
1週間終わってみれば、娘はそこでも主催のお姉さんを気に入り、友達を作り、毎日クタクタになるまで楽しんでいました。
そして今週、シュタイナー学校のプログラムにもう1度参加しています。
適応すること
毎週違う環境、違う人達。そこから新しくコミュニケーションを始め、食事や活動を通して友達になっていく。
大人である自分だったらと想像すると少し気疲れしてしまいそうな日々ですが、子どもの適応力はひたすら柔軟で、月曜日の夕方にはみんなで笑い合って遊んでいます。
娘はまだスピーキングも理解力も限られていますが、先生は「She is very adaptable! 」といって娘のことを話してくれました。英語ができてもなかなか輪に入れない日本人の子はいるし、英語ができなくても直ぐに適応する子もいます。コミュニケーション力というのは語学力とは全く別の能力なんだと感じます。
そんな娘に若干嫉妬しつつ(笑)、自分も英語はもちろんコミュニケーションを楽しんで行きたいと感じる夏の日です。