今住んでいる地域は都市部とはかなり離れていて、食(調理ではなく食材そのもの)に感心を持っている人が多く住んでいます。食生活に限らず、あらゆるものに自然で有機的な生活を求める人が北米各地から移住してきているような地域かもしれません。
あちこちに広大なファームがあり野菜や肉、乳製品などを直接販売していたり、スーパーでもカフェでもOrganicやGlutenFree、SoyFree、Vigan、といった選択肢が豊富にあります。
有機野菜が手に入るのはカフェやスーパー、ウィークエンドマーケットはもちろん、ファームでは採れたての野菜やそれを使った加工品やお菓子などを直接売っていたりする所もたくさんあり、ファーム巡りも楽しい休日の過ごし方の1つです。
最近、初めて訪れたファームで販売されていたブルーベリージャムを買ってみたら、それが素晴らしく美味しいもので感動しました。それは、甘さや味付けが製品として完成されているというよりは「農場のお母さんがわが子の為に作ってくれたような」、本当に自然な優しい美味しさ。
これは、どこにでもありそうで実は結構難しいものだと思います。
なぜならオーガーニック、自家製、というのは言葉としての定義が広いので、どういう基準でオーガーニックとしているのか?自家製ならいいのか?というのは実際かなり曖昧だからです。
以前、別のファーマーズマーケットでおばちゃんの売る「オーガーニック」なジャムを買ってみたら、舌が痺れるほど甘くてほとんど捨ててしまった事もありました
もちろんそれを「おばあちゃんの味」として美味く食べる人も沢山いるでしょう。でも明らかに普通の白砂糖が大量に使われているようだったし、とても子どもにあげられるものではありませんでした。(日本のスーパーに売っているゼリーのようなジャムよりはましかもしれないけど)
というわけで、よりよい食品を選び食生活を豊かにするためには、
- 信頼・共感できるファームを見つけ、そこで手に入れた食材で家庭で手作りすること
- 加工品を買う場合も信頼・共感できる生産者を見つけること
が大切だとしみじみ感じています。
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