子どもがどのくらいで英語が話せるのようになるのか。我が子の例を紹介したいと思います。
娘は5歳になるまでずっと日本で暮らしていました。日本では英語教室には無縁、アルファベットすら知らないゼロの状態でした。
そしてカナダに引越してもうすぐ2年。
我が家は夫婦共に日本人なので当然家庭では完全日本語。そして娘も親がいる場ではほとんど英語で話さず、親としてはまだまだ分かんないんだろうなと思っていました。
しかし先日クラスメイトが家に来て娘と遊んでいるのを見ていると、娘が長いセンテンスを流暢に話していて、とても驚きました。
こちらでも家庭内で英語を教えることなど一切しておらず、英語教室のような場所にも行っていません。完全な英語環境になるのは学校の時だけ。しかも学校といえど幼稚園なので、朝8:30〜午後1:30までの5時間。更にシュタイナー学校は私立で休みは非常に多く、年間の登校日は150日もありません。(年間授業料を割ると若干悲しくなるくらい…)
英語ゼロの状態から、トータルで300日足らず、半日だけ英語の世界にいた結果、今の状態になったということになります。
子ども同士では会話の内容も限られているので流暢に話せるようになっているようですが、もちろん大人と全く新しい話題を話し合えるというレベルではないと思います。
それでも僕からみたらどの単語にしてもネイティブのような発音だし、単語と単語が滑らかにくっついて発音するので、やっぱり子どもはすごいなと思います。
早期英語教育
日本の都市部では幼少期からの習い事競争も激しく、まだ日本語もおぼつかないうちから英語教室に通わせている人もいます。ただ個人的には、英語のために幼少期から塾に通わせたりするのはあまりいいと思いません。言語に関しては自然が一番だと思います。
親のどちらかが外国語でそれを習得できればラッキー。海外に住む機会があればラッキー。程度に考えて置いた方が良い気がします。
近い将来海外で暮らすことが確定しているなら、その他のことを犠牲にしてでも英語をやったほうがいいかもしれませんが、そうでなければ少なくとも小学校低学年くらいまでは日本語をしっかり習得した方がいいような気がします。