この夏、バンクーバーアイランドの国立公園にある有名なバックカントリートレイルに4日間キャンプに行ってきました。
これは子どもたちにとって初のバックパッキングキャンプでした。
子どもと行くバックパッキング登山
これは「ずっと計画していた夏のビッグイベント」というものでもなく…、みんなで何しようか?っていう話から決まったのが出発の前々日。メンバーは僕と奥さん、そして我が子2人と友達の子どもたち3人の合計7人。
「大人2人だけで子ども5人を連れてバックカントリーでキャンプする(しかもうちの下の子は3歳)」というのはかなり大変なこと。ですが、一緒に行く友達の子どもたちは経験豊富で、現地の自然のことなら僕よりも詳しい。それもあってこのメンバーで行くことを決意。
これまで車で行くキャンプは数え切れないほどしてきたけど、バックカントリーでの連泊というのは子どもたちにとって初めての経験。(去年、カヌーで日本の川でダウンリバーキャンプをしたけど、カヌーという乗り物に荷物を積んで行くのはまだ簡単だったかも)
プランニング
地図を見ながら、トレイルの距離を計算して1日に歩く距離を見ながらキャンプ地を決める。子どもたちが自分の体くらいの大きさのバックパックを背負って歩けるのは1日5km〜10kmが限度として(3歳児はおそらくほとんど歩けないので、おんぶすることを前提に)、3泊のキャンプ地を決めて、全ての食事のメニューを決める。それだけの食事となると、全荷物の半分くらいは食材になるから、この配分や効率化がとてもに重要になる。
今回、食事についてとても面白い手法をとったのでまた別記事にて。
パッキング
荷物は大体こんな感じ
- MSR 3-4personテントを2つ
- シュラフとスリーピングマットを人数分
- ガソリンストーブ(MSR Whisperlight)とガソリン 30oz、バックアップ用コンパクトガスストーブ
- ウォーターフィルターポンプ(飲み水を得るため)
- 軽量な鍋セット、ステンレスカップ人数分(食べる、飲むを1人1つのカップのみにする)、スプーン人数分
- 熊よけスプレー 2
- ヘッドライト類
- 下着、水着、ウォーターシューズ。
- 7人×4日分の食料、行動食(すべて自家製ドライフード)
これだけで全員のバックパックは限界。(特に子どもが背負えるサイズは小さく、今回は3歳児おんぶもあるので)
旅を終えて
4日間、
30kg近いバックパックを背負って山を歩き、
テントを立てては片付けて、
朝昼夜の食事を子どもたちと作って食べて片付けて、
あちこちの湖で泳いで、
大量の蚊やアブに刺されたり、
子どもたちが喧嘩したり、
辛くて泣き出したり。
もう1分ごとに何かが起こるような、濃密な時間。
こんな旅では、何もかもが子どもが中心。何もお洒落じゃないし、何もカッコよくないし、人に見せるほど素敵じゃない。
でも、今思うことは、本当に行けてよかった。帰ってこれてよかった。
そして子どもたちが寝静まった真夜中、奥さんと星空を見ることができてよかった。
心から、「人生は最高だ」と思えるような体験でした。
ありがとう、カナダの自然と自然を愛する人たち!
旅記録として
いろんな場所に行って、「素敵でしょう!」という感じでまとめるのはある意味で簡単です。でもそういうことにはあまり興味がなくなってしまっているこの頃。たくさんある写真も1つ1つが、家族や友人たちとで大切にしたいもので、ブログ向きとはちょっと違う。雑誌のコラムでもないし、読み応えがなくてもいい、単なる日常のひとコマ。
だからこの旅を通してみんなにもシェアしたいことだけ、文字ベースで書いて行こうと思います。
子どもとバックパッキング:現地での食事 デジタルパパの子育て日記
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